在学生が卒業生にインタビューしてみた「日立インフォメーションエンジニアリング:湯崎野さん」

卒業生にインタビューしてみた「日立インフォメーションエンジニアリング:湯崎野さん」

キャリアサポート課の企画「キャリアサポート課の職員も卒業生にインタビューをしてみちゃう」シリーズ第3弾は株式会社日立インフォメーションエンジニアリングの湯崎野さんです。 photo

卒業生

湯崎野 郁也さん

2021年3月 デザイン工学部 デザイン工学科 生産・プロダクトデザイン系 卒業 現在 株式会社日立インフォメーションエンジニアリング勤務。入社2年目。

学生時代はデザイン工学部梁研究室に所属し、卒業研究は「オンライン授業におけるより良い休憩の取り方」というテーマでした。私は、今ある問題を調査して改善策を考えることが好きです。当時オンライン授業が急速に広まった中で、オンライン授業における集中力の低下が課題になっていました。集中力を高めるための施策は世の中に多くあった中、別のアプローチとして「休憩」の取り方を変えることでオンライン授業での集中力を上げる方法を考えました。

インタビューした人

芝浦工業大学キャリアサポート課(豊洲) 鷹野さん

(通称:「芝浦デザインの母」または「芝浦の母」)

今、どのようなお仕事をしているのか教えてください。

(株)日立インフォメーションエンジニアリングでWebサイト制作やオンラインイベントなどのプロモーション業務(Web制作やオンラインイベントなど)でのディレクションの仕事をしています。UI/UXデザイナーとして入社しましたが、将来はディレクターになりたいという思いがあり、早めにディレクション業務も経験させていただいています。案件をスケジュールどおりに終わらせるだけでなく、「なぜお客さまはイベントを開催するのか」という根本的な目的や背景を理解し、KPIの達成に向けて効率的にディレクションすること、また、お客さまと共にイベントを創り上げることで、ご満足いただき、リピートにつなげることを意識しています。

大学受験についてお伺いします。なぜ芝浦工業大学デザイン工学部に進学を決めたのでしょうか。

世の中の課題を解決できるようなデザイナーになりたくて、「見た目の良さよりもロジックを優先している」というイメージで、理系でデザインを学べる大学を選びました。第一志望ではなかったのですが、芝浦工業大学でなければUI/UXデザインに出会えていたか分からないので、入って良かったと思っています。

在学中はどのような学生でしたか。印象に残っていることなどを教えてください。

ずっと楽しんでいました。サークル活動や学科、研究室それぞれで友達に恵まれました。今でも定期的に会います。学業も、やりたいことをできている感覚があったため、苦には感じませんでした。特に演習系の授業やGPBLで、チームで力を合わせて企画から制作・実装、PRまで考えた経験は思い出に残っています。でもあの時、期限に間に合いそうになくて泣きそうになっていたような気もします。

学生時代の経験が、社会人になった現在も活きていることを教えてください。

Microsoft OfficeやAdobeなどのソフトの使い方や、基本的なデザイン手法・プロセスは業務にダイレクトに生きていると思います。しかし、学生時代でしか経験できなかったことで言うと、同じような志を持った多くの人と出会って話ができたことだと思います。色々な考えの人がいることが分かったり、自分のやりたいことの解像度が上がったりしました。

逆に、学生時代、もっとこうしておけば良かったと思うことはありますか。

やりたいことはひととおりできた感覚はありますが、もっと外向きの情報発信みたいなことはできたら良かったなと思います。デザインコンペに応募したり、ブログを書いてみたり、ラジオをしてみたり…。社会人になった今、外向きの情報発信に挑戦するハードルは、大学時代より上がった感覚があります。

なぜ株式会社日立インフォメーションエンジニアリングに決めたのか、決め手を教えてください。

UI/UXデザインができることはもちろんですが、グループを横断して多様な製品・サービスに対して課題発見のプロセスを用いて調査・検討し、それに対してのアウトプットができるところが魅力でした。また、世の中に影響力のある案件に関われることも決め手の1つです。この会社で経験を積んで、どんなソリューションにも対応できる万能なデザイナー/ディレクターになりたいです。

入社前と入社後で会社の印象は変わりましたか。

特に印象は変わっていません。強いて言うなら、もう少し堅苦しい印象がありましたが、歴史や伝統を守りながらも、スピード感を持って良い方向に変われる柔軟な会社だと思いました。

最後に、後輩へメッセージをお願いします。

色々な人に会ったり、新しい体験をたくさんしてみてください。今は昔よりも対面で会うことは難しいかもしれませんが、逆にオンラインでなら人に会いやすい環境です。人を知ると自分が見えてきます。そして、将来やりたいことができるよう、自分の強みを見つけられたらベストだと思います。もし辛くなったら周りにいる家族や友人、教授、鷹野さんに相談してみてください!人を頼れることは、とても重要なスキルだと思います!

取材を終えて

当日の取材は、プロモーション計画論(後期木曜2限)にご登壇いただく前に、写真撮影と少々の雑談で、大筋は文書にて回答をお願いしました。 プロモーション計画論の会場入りの前に、本部棟5階と6階のオープンラボをご案内しました。その際、6階の研究室に指導教員の梁先生がおられ、嬉しい再会をされました。梁先生はその後、プロモーション計画論を聴講され、湯崎野さんのプレゼンテーションを聞いておられました。湯崎野さんは授業終了後に後輩のポートフォリオアドバイスを丁寧に行ってくださいました。楽しい学生生活を送り、多くのことも学んで、今はやりがいのある仕事に、充実した毎日を送っておられる湯崎野さん。またの再会を楽しみにしております。