卒業生にインタビューしてみた「キャノンマーケティングジャパン:丸川さん」
卒業生にインタビューしてみた「キャノンマーケティングジャパン:丸川さん」
キャリアサポート課の企画「キャリアサポート課の職員も卒業生にインタビューをしてみちゃう」シリーズ第一弾はキャノンマーケティングジャパン株式会社の丸川さんです。
卒業生
丸川 達也 さん
2020年3月 デザイン工学部 デザイン工学科 プロダクトデザイン領域卒業。 現在 キヤノンマーケティングジャパン株式会社プロフェッショナルビジネスユニット 産業機器事業部第二営業本部 技術部 FE第一課勤務。入社2年目。 学生時代はデザイン工学部安齋研究室に所属し、卒業研究は樹脂ペレットを配合し、環境に優しい新たな樹脂素材を作成する研究でした。
インタビューした人
芝浦工業大学キャリアサポート課 鷹野さん
(通称:「芝浦デザインの母」または「芝浦の母」)
現在のお仕事内容を教えてください。
産業機器事業部で、計測や分析装置のメンテナンス、販売をしています。もっと詳しく言うと、精密機器のフィールドエンジニアとして自社製品のトラブル解決やメンテナンス業務に携わっています。お客様の会社へご訪問し、点検・修理の作業を行うとともに新たな機器導入、設置作業など販売もします。点検7、修理2、販売1、というところでしょうか。光学は会社に入ってから勉強しました。専門的な知識が追い付いていないので、日々勉強です。
高校時代についてお伺いします。なぜ芝浦工業大学の受験を決めたのかを教えてください。芝浦工大は第一志望でしたか。芝浦工大に入ってよかったと思いましたか。
理系だったので、MARCHか芝浦工大を志望していました。自分が受験した頃は、他大学でデザイン工学部は、あまりありませんでした。その学問を専門的にそれだけやるというのではなく、幅広くやりたかったので、デザイン工学部を選びました。はい。第一志望です。最初は大好きな車に携われたらと思いました。思った通りいろいろ学ぶことができて、間口が広くなりました。就職活動でも選択の幅を広げられました。自分が所属していた安齋研究室は生産系だけど、プロダクトもやっていました。その学びが今とても役に立っています。はい。芝浦工大に入ってよかったです。
大学時代はどんな学生でしたか。印象に残っていることを教えてください。
エンジョイしていました(笑)。引きずるほどの後悔は残っていないですね。履修を相談していた記憶があります。 印象に残っていることは、一番欲しかった車が手に入った時ですね。ふと思い立って、東北道の端から端まで流しました。学科の同期4人で記念に残ることをしようと。これは学生にしかできませんね。反省点としては、車に金をかけすぎたことですかね。
逆にもっとこうしておけば良かったと思うことはありますか。
もう少し、サーキットを走りたかったです。サークル活動とアルバイトをバランスよくやれば良かったです。
卒業後の進路をどのタイミングで決めたのか教えてください。
4年生のはじめくらいだったかと思います。もちろんそれまでに様々な企業を見学し、エントリーシートも書いていましたが、気づけばキヤノンマーケティングジャパン以外製造業の生産技術部門ばかりでした。自分がやりたい事は何かをじっくり考えたところ、既存の機械を触るのが好きで、人としゃべっているのが好きだという点に気づき、キヤノンマーケティングジャパンの現在の業務を志望し、ここに決めました。
なぜキャノンマーケティングジャパン株式会社に決めたのか教えてください。
機械を触っているのが好きだからです。学生時代は自動車部で機械いじりが好きでした。車は趣味ですが、趣味は趣味。趣味を仕事にしたら車が好きではなくなるのではないか、という事に気づき、この会社を選びました。現在は、仕事とプライベート(趣味)とを両立して満足な人生を送っています。仕事は、お客様と友好関係築くのが楽しく、やりがいを感じています。アメリカやドイツの製品が多く、日常的に英語の勉強を取り込むようにしています。
社会人になってから、学生時代の経験で、現在も活きていることを教えてください。
ふたつあります。
- 研究の一環で、作ったプラスチックの粗さを測定→応用的な形→今、飲み込みが早くなっている。
- プロダクトデザインが役に立っている→提案するとき、パートナー企業にプロダクトスケッチをして提案した。
入社前と入社後で会社の印象は変わりましたか。
入社前の印象としては、キヤノンの子会社で、いくら志望先が産業機器とはいってもなにかしら身内的な意味でキヤノンに携わるだろうと思っていました。しかし、実際には(産業機器だけかもしれませんが)「いつもお世話になっております」から始まる「お客様」としてのキヤノンでした。 このことから、今ではキヤノンマーケティングジャパンはキヤノンの子会社のイメージではなく、キヤノンマーケティングジャパンという一つの企業として、日本中、そして世界を相手に仕事をする企業だなと思うようになりました。
仕事を辛いと思ったことはありますか。
はじめのころは、「自分は機械いじりが好きだし、すぐ覚えられるだろう」と思って余裕こいてました。その後配属され、いざ作業をしてみたら光学的な知識や波の知識、車とはまったく異なる種類の繊細さが求められる作業で、実際に現場で活躍できるようになるまで時間がかかりました。 このように、配属されたての頃は知識不足で作業がとてもつらかったですね。
会社で活躍できる人に通じる共通点は何だと思いますか。
自分の意見をもって、しっかり発言できる事だと思います。「え、上司の意見は絶対じゃないの?」という声が飛んできそうですが、意見を言う事とわがままを言う事は違いますからね。 特に私の会社の場合、会議とかで発言する人は何歳であろうと、何年目であろうと尊重してもらえます。このような人が、会社で活躍できる人なのではないかなと思います。
後輩へメッセージ等をお願いします。
自分の軸を一つでも見つけて、自分なりの軸を持っていれば成功します。スペシャリストになるまで軸を守ってあげてください。
取材を終えて
当日の取材は、『後援会だよりしばうら』の取材に同席しました。プロのライター、カメラマンの他、キヤノンマーケティングジャパン株式会社総務・人事本部グループ人材開発センター採用課課長天本義也様もご同席くださいました。笑いの絶えない、楽しい取材となりました。 丸川さんは、在学中にキャリアサポート課を利用してくださいました。在学中から人となりを存じ上げており、友人が多く、学問にサークル活動(自動車部)にアルバイト(車関係)等、充実した大学生時代を過ごしておられた様子でした。昨年、プロモーション計画論でもご登壇いただき、ますます活き活きと活躍されている様子で、芝浦の母(鷹野をそう呼ぶ学生が多数)は嬉しく思いました。卒業後にラーメンを食べに行く約束をしていましたが、まだ実現できていないのです。ラーメンツアーともども、丸川さんの今後の活躍を楽しみにしております。
(by 「芝浦の母」こと鷹野)