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機能デザイン研究室の学生2名が一般社団法人 日本塑性加工学会 医療材料加工分科会 第8回研究会 「若手学生が挑む医療材料加工分野への展開」にて優秀講演賞を受賞

機能デザイン研究室の花山 環さんが一般社団法人 日本塑性加工学会 医療材料加工分科会 第8回研究会 「若手学生が挑む医療材料加工分野への展開」にて優秀講演賞を受賞しました。

指導教員

吉原 正一郎 教授

大会名

一般社団法人 日本塑性加工学会 医療材料加工分科会 第8回研究会 「若手学生が挑む医療材料加工分野への展開」

受賞者1

花山 環 さん(機械工学専攻1年)

賞名

優秀講演賞

発表題目

純マグネシウムの腐食挙動に及ぼす繰返し応力の影響

研究内容

研究目的

現在、生体吸収性ステントの材料にマグネシウム合金の適用が期待されていますが、著しい腐食速度の速さが課題とされています。 そこで、母材となる純マグネシウムの腐食挙動および因子の解明を目的として調査を行いました。

研究内容

本研究では、繰返し応力を付与した純マグネシウムの腐食挙動について、腐食量および結晶粒径の項目から評価しました。 その上で、熱処理や繰返し応力により材料のミクロ組織が変化し、微細な結晶粒の材料で腐食量が抑制されたことを報告しました。

今後の展望

​虚血性心疾患患者の経済的・身体的負担を軽減できる生体吸収性ステントの実用化を目指し、今後は結晶方位や残留応力、腐食の電気化学反応の観点からマグネシウムの腐食挙動を調査します。

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受賞者2

田村 緋梨さん(機械工学専攻1年)

賞名

優秀講演賞

発表題目

マイクロ長尺管の材料流動に及ぼす逐次ハイドロ十字成形の影響

研究内容

研究目的

マイクロ管を用いた成形法であるマイクロチューブハイドロフォーミング(MTHF)について、成形時の型開閉を許容する逐次ハイドロ成形を用いて材料流動がより促進する条件を調査し、マイクロ管の成形性向上を目指しました。

研究内容

マイクロチューブハイドロフォーミング(MTHF)の逐次ハイドロ成形について、管寸法に着目して調査を行い、材料流動がより進展する管寸法を明らかにしました。

今後の展望

​逐次ハイドロ成形によってより長尺なマイクロ管の成形を可能にし、医療など様々な分野におけるマイクロ部品に適用出来るよう引き続き調査を進めていきたいです。

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