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UXデザイン研究室の学生4名がが第6回ウェルフェアデザインコンテストで優秀賞・奨励賞を受賞
UXデザイン研究室の黄 思遠さん、大野 良騎さん、平井 里佳さん、森 夏海さんが第6回ウェルフェアデザインコンテストで優秀賞・奨励賞を受賞しました。
指導教員
吉武 良治 教授
大会名
第6回ウェルフェアデザインコンテスト
受賞者1
黄 思遠 さん(National Taipei University of Technologyより留学中 )
賞名
優秀賞
作品名
「 EAZINO 」
概要
現在ベビーカーはエスカレーターを利用することができないため、不自由を感じることが多いです。そこで、安全で安心してエスカレーターにて移動できるベビーカー:EAZINOをデザインしました。
ベビーカーがエスカレーターで利用できない理由は、車の重心、席の角度、タイヤが動くなどの問題がありました。これらの問題を解決するために、EAZINOでは特別な折り畳み方式とタイヤロックシステムを検討し、ベビーカーが安定してエスカレーターに乗れるようデザインしました。
人間中心で考え、新しい体験価値創造のプロセスでデザインを進めました。また、3Dレンダリング にて視覚的にわかりやすいアウトプットを目指したことが評価されたと思います。
受賞者2
大野 良騎 さん(デザイン工学科3年)
賞名
優秀賞
作品名
「 lead 」
概要
視覚障がい者の方が安心して外出ができる社会を目指して、検討を重ね、提案しました。現状のソリューションとして、白杖や盲導犬などがありますが、それぞれメリット/デメリットが存在することから、それぞれのデメリットを補完するような新しいプロダクトを目指しました。
盲導犬に手を引かれている感覚が安心に繋がっていると考え、手を引かれる感覚を提供できる技術やツールを探索、検討し、手を引かれる感覚が得られる新しい白杖を提案しました。
視覚障がい者の方に「安心感」を与えるというコンセプトが、提案したプロダクトで実現できることがきちんと訴求できた点が受賞に至ったポイントだと思います。
受賞者3
平井 里佳 さん(デザイン工学科3年)
賞名
奨励賞
作品名
「 Guide Rail 」
概要
電車に乗り込むという行為は、多くの視覚情報が必要となる。そのため、視覚障害を持つ方にとっては情報が不足している場合がある。本作品では、号車や乗車位置などの情報を提供し、安心して電車に乗り込めるようにすることを目的とした。
視覚障害を持つ方が電車に乗り込む際、手助けとなる手すりの設置を提案した。現在、駅のホームには点字ブロックが設置されているが、号車やドア位置を確認することは難しい。本作品では、手すりと突起を組み合わせることで点字ブロックよりも細かい情報を読み取れるよう検 討し、提案した。
この手すりが設置されることにより、手助けを必要とする人の存在を他の乗客に知らせることができる点も評価いただいた。
受賞者4
森 夏海 さん(デザイン工学科3年)
賞名
奨励賞
作品名
「 ばいくる 」
概要
私が毎朝実感している駐輪場への不満点を解消したいと考えました。駐輪場の空いているスペースがわからない、朝は混雑していてスムーズに乗り降りできないなどを解決することで社会に役立てるプロダクト、サービスを作りたかったからです。
円形で空きスペースが遠くからでも一目で確認できるため、待ち時間がなく自転車を預けることができる高架下の地下駐輪場システムを提案しました。帰りもスマートフォンで自分の自転車の場所を把握でき、一度に20台の出し入れができるためストレスなく利用できるようデザインしました。
現在ある地上駐輪場と地下駐輪場の問題点を調査して、どちらの問題点も一度に解決した点が評価された。