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蘆澤雄亮助教が横断型基幹科学技術研究団体連合・第8回横幹連合コンファレンスにおいて第6回木村賞を受賞

蘆澤 雄亮 助教が横断型基幹科学技術研究団体連合・第8回横幹連合コンファレンスにおいて第6回木村賞を受賞しました。

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発表題目

「コトつくり」至宝事業の枠組みについての検討状況

近年、「ものづくりからコトづくりへ」といったような言葉に代表されるように「コトづくり」に対する社会的関心が高まっている。横断型基幹科学技術研究団体連合(以下「横幹連合」)では、2005年より「コトつくり」の重要性を提言として、継続的に発信してきた。これらを踏まえ、横幹連合では「コトつくりの見える化」を目指し、2016年に優秀なコトつくりを選ぶ「コトつくり至宝事業」を発案した。この研究は「コトつくり至宝事業」を現実化するために、再度「コトつくりとは何か?」や「制度を作るには何をどうすればよいか?」を考察し、明らかにすることを目的としている。

この研究ではグッドデザイン賞を参考に「制度を作るにはどのような要素が他の要素に影響をおよぼすか?」について明らかにした上で、「コトつくりとものづくりの違いとは何か?」について事例をもとに考察し、コトつくりの定義をしている。また、これらの内容をもとに「コトつくり審査するための評価基準」を導き出している。

これらの研究内容にもとづいて「コトつくり至宝事業」の制度や推薦方法などの草案が作成され、現在はその草案をもとにコトつくり至宝事業を実際に始めようとしている。今後は「コトつくりはどう記述化・記号化できるか?」ということを研究し、コトつくりの設計方法論へと研究を展開する予定である。

受賞コメント

微力ではありますが国内製造業に貢献できたとすれば幸甚です。